正確には本日の「なぬかびおくり」というイベントが残っておりますが、ひとまず自分にとっての、今年の弘前ねぷたまつり見物は昨日でおしまいとなりました
1日目と4日目を除いて全部見物したというのは、今のところ自分的には最長記録です
最初の2日目は友達と待ち合わせて一緒に見て(といっても今年は沿道での飲酒が禁じられていたためビールが飲みたかった友人は早々にドデノメヘヤッコのテラス席に移動してしまいました)、3日目はAsylumの浩さんに用事があったついでに立ち見で見物し、5日目と6日目は駅前運行だったのでさらに家から近所となったため夕飯食べついでに椅子を持参して優雅に座って見物いたしました
消しゴムはんこの題材としようとあれこれ写真を撮りましたが、これらはデザインの参考資料には申し分ないものの、「ものすごーくおおきな扇ねぷたが目の前まで迫ってくる感じ」のようなものまでは写し取ることはできないわけで、そこらあたりに「実際に見物に出向く」という理由が存在します
こんだけ毎日見物に行けばどなたか知り合いの方に会うかしら、と思ってましたが、2日目にさいとうさんとお会いした以降はどなたともお会いすることなく、ただただ自由にねぷたの行進を満喫したのでありました(見物している行列の中に『あ、あの方がいる』みたいなことはありましたけども挨拶までには至りませんでした)
今年はどこの団体さんの手伝いもしなかったため、気ままにねぷたまつりを見物できてそれはそれでよかったです、よかったですが来年はまたどこかの団体さんのお手伝いをしようと思いました
実際のまつりの人出の方は、たしかに2019年のときよりは少なめな気がしました、あとから来ても見物できるスペースは充分ある感じ、露店の数も少ない上に飲食も一応自粛を呼びかけられているので粛々と行列を見守るくらいしかやることがありません
それでも昨日の6日目あたりになるとヒロロの前あたりでは酒盛りをしているグループもあったりなどして、いつものねぷたまつりの雰囲気が少ししたのでありました、やっぱり「大声で声援ができない」というのがまつりの盛り上がりにだいぶ影響しているような気がします、はやいところ大声が出せるようになるといいですねえ…
これはSNS上で見かけた話なのですが、今年は一日あたりの参加団体が例年よりも少なかった(例年が40団体程度のところを2、30団体程度となっていた)そうで、それによって行進のスピードがよりゆったりとして、本体ねぷたをぐるぐる回すなどのアピール時間を取れるようになり、いつもよりも内容の良い運行となっていたとのことでした
2019年に初めてねぷた見物をした際には気が付かなかったのですが、いつもだとまつりの時間内に全団体を行進させなければならないため、結構急かされることが多いんだそうです、途中小走りになったり、ねぷたを回してアピールする時間が取れなかったりという事態も起きていたそうで、これは来年以降もなんとかうまいことゆったりした感じにならないものかなあと思う次第です
いずれ、日本の人口も今よりも減少して、それに合わせてねぷたの団体も今ほどの数を揃えられなくなるのかもしれませんが、それでも2019年時点で74団体あるのを6日間で振り分けて行進させている状況なので、この「ねぷたが慌ただしい問題」は当面の間考えなくてはならないものとなりそうです
次から次へとじゃんじゃかやってくるねぷたも大変面白かったですが、うまいこといいとこ取りができるような体制になるとよいですねえ
さて、あんだけ散々見まくっていたねぷたまつりを書きあらわそうとしたところに、こんなに短い文章をぽつぽつと書くのが関の山、というは、やっぱり、書ききれないんですね全部はどうも
あの、ねぷた囃子が遠くからやってくるかんじとか、でっかい太鼓から始まって小さいねぷたから大きいねぷたになってゆく、あたりの雰囲気、空気の匂い、途中で雨降ってきたとかあのねぷた明かりがついてないのは大丈夫かしらとはかはかする感じ、でっかい本体ねぷたをぐるぐると勢いよく回すお兄さんたちのいきいきとした顔、ちっちゃい子が叩く太鼓とか携えている金魚ねぷたとか、各団体が誇らしげに引いてくるねぷたの迫力や優美や幽玄や、それぞれ思い思いに見物している人々や
あの美しい感じをどう書けばよいかなあ、と思ってるうちに筆が止まっちゃうんですね、なんだかねぷたに限らずそういうもんがいっぱいあるんですよここらあたりには、「地方はPRが下手だ」みたいなことを言われることがありますがきっとどこの地方も同じだと思うんですよ、それぞれのいいところは「すごすぎて書けない」んだろうと思います
そういうもんを贅沢にも享受しつつ、家に引きこもって仕事したり、勤め先までチャリで走りつつ田んぼやりんご畑を見晴らしたり、あれはどうしようかなあといろいろ考えたり、こぎん刺しやTシャツや消しゴムはんこやExcelのツールやを作ったり、そんな調子でやっております
ねぷたまつりは終わりましたが、また楽しいことがあるのだろう、と、呑気にすごしておりますので、またなにかありましたらここに書いてゆこうと思います
それにしてもコントのライブをやる計画がいまいちどうも先に進んでおりませんで、やっぱりライブを開催しやすかったのは東京の利点だったんだろうなと思っております、ワタクシはものすごい結果を残せたコント芸人ではありませんでしたが、それでもまだ披露したいコントがあれこれありますので、なにかでものすごくダメになるとかするまでは、どーんと開き直ってここでコントライブをやっとこうと思います
それではまた、みなさまお体にお気をつけてお過ごしくださいませ~