2025年10月末に、免許がうっかり失効しているのに気がついてから約一ヶ月、本日無事本免試験に合格することができました、大変ほっといたしました
試験に際しては自分でもいろいろ調べてがんばったりもしておりましたが、とても、自分ひとりの力だけでは合格することはできませんでした、路上練習に協力してくれたみなさま、応援してくださったみなさま、アドバイスを下さったみなさまのおかげの合格だと思っています
そして今回、調べてもネットではわからないことがあったり、逆にネットから得られた役に立つ情報があったりしたので、それらをまとめてここに記録したいと思います、全部一つの記事に書くつもりなので超長文となります(思い出したことがあったらあとから追記するかもしれません)
目次
免許再取得までの流れ
一般的な流れ
- 住民票を用意(本籍あり・マイナンバー記載なし)
- 免許センターで仮免許を発行(弘前自動車運転免許試験場等でも可能)
- 路上練習を5日以上実施
(路上練習申告書を作成、使用した車の車検証のコピーも必要) - 青森県運転免許センターへ学科試験の予約連絡を行う(電話で可能)
- 学科試験を受けて合格する
- 技能試験を受けて合格する(路上・構内)
- 自動車教習所で「取得時講習」を受講(普通車講習、応急処置救護処理講習)
- 免許センターで免許を発行
今回採用した流れ
- 住民票を用意(本籍あり・マイナンバー記載なし)
- 免許センターで仮免許を発行(弘前自動車運転免許試験場等でも可能)
- 路上練習を5日以上実施
(路上練習申告書を作成、使用した車の車検証のコピーも必要) - 自動車教習所で「取得時講習」を受講(普通車講習、応急処置救護処理講習)
- 青森県運転免許センターへ学科試験の予約連絡を行う(電話で可能)
- 学科試験を受けて合格する
- 技能試験を受けて合格する(路上・構内)
- 免許センターで免許を発行(技能試験合格日に即日発行できる)
先に自動車教習所の「取得時講習」を実施した
路上練習をやる傍ら、学科試験・技能試験よりも先に自動車教習所の取得時講習を予約・受講することで「普通車講習終了証明書」「応急処置救護処理講習終了証明書」を取得できます
この書類がある状態で技能試験に受かると、受かった当日に青森運転免許センターで免許を発行することができます
注意点としては、「普通車講習終了証明書」「応急処置救護処理講習終了証明書」の有効期限は取得日から1年間のみです、その期間内で学科、技能試験に合格する必要があります
もっとも、仮免許の有効期限は6ヶ月なので今回は問題なかろうと判断し先に取得時講習を実施することにしました
ただ、弘前自動車運転免許試験場の職員さんや自動車教習所の方からは「あまりおすすめしない」という説明をいただいたので、本来なら技能試験に受かったあとに受けるもの、という位置づけのようです(予約が取れないわけではなかったので個人の判断できちんと決めて臨むのがよさそうです)
私としては、先に取得時講習を受けたのは正解だったように思いました
・路上練習と並行して実施することで時短になった
・技能試験の前に運転の機会を増やせた
(場合によってはアドバイスが貰えることもある模様)
・技能試験合格日にすぐ免許が発行できる(再度免許センターに出向く必要がない)
というのはかなりのメリットと感じました
なお、今回は取得時講習受講に合計3日間かかっています、実習用の車の予約が必要となるため、何日かに分かれたり、取得し終わるまでに期間が開いたりすることもあるので注意してください(費用は現時点で税込17,750円でした)
取得時講習はスキッドカー講習でお世話になった弘前モータースクールにお願いしました、予約をかなり工面してくださり、おかげさまでとてもスムーズに講習を終えることができました、本当に感謝しております
↓ポッドキャストで「弘前モータースクールで聞いて面白かった話」を紹介しております
青森運転免許センターの学科試験は電話予約可能(早めに予約するのが吉)
路上練習のスケジュールが確定した段階で、先に青森運転免許センターへ電話連絡をして、学科試験の予約を済ませるのがおすすめです
学科試験は午後の技能試験もセットになっているので、車の空きが無いと予約が取れない場合があります(別になっても良い場合は交渉できるかもしれませんが、基本的には同日に受けたい方が多いと思います)
実施日に近いと予約が埋まってしまうことも多いので、できるだけ早めに予約を入れるようにするとよいです
なお、2回目以降の予約は受付窓口で直接行えますので、再試験となった場合は必ず次回試験の予約を行ってから帰宅するようにしてください
青森運転免許センターにおける免許失効者用受付~試験の流れ
・受付は2階の3番窓口です
・8:30~9:30までが受付時間で、混雑していると8:30に到着していてもギリギリの受付になる場合があるので注意が必要です
・証明写真を持参していない場合は1階で撮影できます(4枚で1,100円)
・学科試験に合格するとその日の午後に技能試験が実施されます
・技能試験が失格となった場合は3番窓口で予約をし、次回以降は午前中に技能試験が行われます
- 2階にあがる
- 「質問票」を作成(階段を上がった先に備え付けてある)
- 13番窓口で2,500円分の証紙を購入(試験料、台紙に貼ってもらえるので氏名を記入)
- 3番窓口へ持参
- 書類を提出
- 証明写真(初回は2枚、再受験は1枚)
- 仮免許証
- 証紙が貼ってある紙(要氏名記載)
- 住民票(本籍ありマイナンバーなし)
- 路上練習申告書
- 路上練習に使用した車の車検証コピー
- 取得時講習を先に受けた場合は関連書類
- 普通車講習終了証明書
- 応急処置救護処理講習終了証明書
- 窓口で「受験資格調査票」と「運転免許申請証」を渡されるので、記載して③番窓口へ提出(記載例は質問票がおいてある書類記入用テーブルに見本あり)
- 一部の書類が一旦返却される
- 受験票
- 仮免許証
- 住民票
- 路上練習申告書
- 路上練習に使用した車の車検証コピー
- 取得時講習を先に受けた場合は関連書類
- 普通車講習終了証明書
- 応急処置救護処理講習終了証明書
- 5番窓口で目の検査(適性検査・毎回実施)
- 2階の会場で学科試験を受ける(技能試験のみの場合はスキップ)
- 学科試験合格の場合は賃車料800円の証紙を購入(13番窓口)
- 3番窓口へ証紙を提出
- 試験コースのマップを受け取る(コースはこの時点で判明)
- 試験時刻の10分前くらいに1階の技能試験待合室に行く
(それより早く行っても中には入れ、様々な試験のマップを確認できます、あとどうしてか暖房が効きまくってて暑かったです) - 技能試験開始時に受験票を試験官に渡し、仮免許証を提示して、マップを返す
- 技能試験の説明を受ける(基本初回のみ)
- 技能試験を受ける
技能試験 不合格の場合
・3番窓口で次回試験日の予約を行う
・受験票は持ち帰る
・次回以降は質問票を書いたら受験票と書類一式とをまとめて3番窓口に提出する
技能試験 合格の場合
- 3番窓口に受験票と残りの書類すべてを提出
- 13番窓口で免許発行手数料2,550円の証紙を買う
- 3番窓口に証紙を提出
- 2階ロビーで待つ(写真撮影前に髪型やメイク、衣服を整える場合はこの時点で行う)
- 5番窓口で写真撮影(撮影場所には鏡がないので注意)
- 2階ロビーで待つ
- 名前が呼ばれるので免許を受け取る
- 必要であれば1階で初心者マークを2枚買う
(100均へ行けるならそこで買ってもよい、青森駅内のダイソーでも買える)
(初心者マークは義務であるため貼らないで乗るのはNGなので注意)
学科試験について
免許の更新時にもらってた「交通教本」を使う
たまたま取っておいてあったのですが、まんま問題文の表現が多かったり、標識などの一覧が便利だったりしました、それに気がついたのがだいぶ遅かったのですがもっと早めに熟読できていれば安心だったと思います
(応急救護処置の本は取得時講習でもらったもので学科試験にはあまり関係性は無いのですが、不慮の事故のときに役に立ちそうでした)
スマホアプリを使う
スキマ時間で勉強できたので便利でした、間違えた問題をマークし、後で見返すことができる機能も便利です
ただ、答えが教本とかと違うんじゃないのかな、みたいな問題もたまにあったので注意が必要かもしれません
問題は「2回解く」
学科試験は通常であれば30分くらいで解き終わるかと思います
そこから、再び最初の問題から 問題を解き直す感覚で見直しを行うのをおすすめします
私はこの解き直しの作業でマークミスを2箇所見つけて修正することができました、必ず頭から解き直しをしてテスト時間をフルに有効活用してください
これのおかげか、今回は学科試験は一回で合格することができました、意外と不合格になる方も少なくないので油断せずに臨んでください
技能試験について
コースなどは非公開であるようなので、それ以外の点について記載します
コースは当日渡される地図で確認し、もし道順が不安なときは走行中に「次はどこで曲がりますか」と質問を行って確認していきます(事前に「道を都度教えて下さい」と試験官へ頼むことは基本的にできないようです)
なお、試験の最後には試験官の方からアドバイスをもらえました、このアドバイスで少しずつ調整して、五回目の試験のときに合格できました
合格時はノーミス判定だったようなので、アドバイスからどれだけ自分の運転傾向のクセを発見し、次回までに対策できるかの勝負である模様です
以下、私がもらったアドバイスの一部を記録いたします(さすがにこれは問題なかろうかと)
「交差点を探す」つもりで左右の確認をする
自分が走っている道路に対して、左・右・左右両方に道が伸びている(=交差点である)場合はそのすべての角で「車が来てないな」と目視確認する必要があります、私は初日の技能試験でこれをしなかったためすぐに不合格になりました
交差点は4回見逃すと試験中止となります(一回あたり減点10点)
右折時・左折時の手順とタイミングを体に叩き込む
以下の流れを自然に行えるぐらい路上練習時に練習するとよいです
- 寄せを行う3秒前にバックミラーを確認→方向指示器
(バックミラーを見る前にウインカーを出さないよう注意) - 曲がる方向のサイドミラー確認・後方目視確認→寄せを行う
(寄せが終わった段階で曲がり角の30m前(センターラインが実線のエリア)に差し掛かるようにする)
(サイドミラー・後方確認前にハンドル操作を行わないよう注意)
なお参考にした動画はこちらです(だいぶ関西のノリですが勉強になりました)
右折・左折の寄せははっきりと行う
2回目の試験は「寄せが甘い」と指摘されました、それ以降気をつけたところ大丈夫になったようです、寄せのメリハリがついていない運転だと減点につながる場合もあるようです
左折は膨らまないようにし、寄せの位置は歩道の有無で判断する
構内試験が激ムズ(3回落ちた)
構内試験は方向転換と縦列駐車のいずれかで、当日何をやるかはマップと同様にランダムに決まるようです(5回試験を受けた感じでは規則性が見えなかった)
最初は教習所のYouTubeをいろいろ見て手法を確認したのですが、「幅を◯◯空けてください」と動画上では説明されていたところが、実際はそんなスペースは取れなかった、という感じで、最後の最後で結局脱輪というのを何回か繰り返した形です
4回目に失敗した時、「これは自分がバック時の車体感覚をちゃんと掴んでいないからだ」と判断し、そこのあたりを補うための動画が無いか改めて探したところ、以下の動画が一番本番にイメージが近くて参考になりました、これのおかげで5回目のノーミスに繋げられたと思っています
相変わらず「関西の人なんだなあ~」というノリですが、運転席からの目線のカメラ映像が参考になったのと、ハンドルをきるタイミングがわかりやすかったのとで大変助かりました
最後に
最初、免許のうっかり失効に気がついたときはそれはそれは絶望いたしましたが、その後たくさんの方から助けていただいて、なんとか免許の取得までこぎつけることができました
あらためまして、路上練習をお手伝いいただいたあっこさん、あけちゃん、れいこさん、アドバイスを下さったみなさま、SNSから応援してくださったたくさんの方々、ほんとうにありがとうございました
今回、改めて試験のために勉強をしたことで、だいぶ運転に対してあちこちアップデートができたんじゃなかろうかと思います、せっかく身につけたことなので今後とも運転に活かして、安全に車移動ができるようにしたいと思っております
この記事が多少なりともどなたかの参考になればと思います、が、今後なにかしら変更がある可能性もありますので詳細は免許センター、自動車教習所へ確認をいただければと思います


