古作こぎん研究会 in 浅草

浅草で「古作こぎん研究会」という催し物に参加させてもらってきました、本物の古い着物生地を間近で見るだけでなく、触って確かめたり写真を撮ったりしても大丈夫という大変贅沢なイベントでした、本で見るより圧倒的に実際に刺す時の参考になると思いました

これまではこぎん刺しを「パターンの綺麗な手工芸」くらいにしかわかってなかったのですが、作業着としての機能やメンテナンス性まで考えられているものだと教えていただいて、それはそれは感服いたしました

私の母方の家は昔仕立て屋の仕事をしてたらしく、そのせいか私も昔から手芸がだいぶ好きでして、弘前に行ったらぜひこぎん刺しに挑戦しようと思っていたのですが、これはできるならば本当に根本的なところからちゃんと取り組んでみたいなあと思いました、東京にいる間からぜひ刺し貯めとこうと思います

あとくるみボタンが可愛かったのでぜひ自分も作ってみたいです

それにしても、浅草には久方ぶりに来ました、24歳くらいの頃に少しだけ木馬亭や東洋館に出ていたことがあり、その後当時の師匠と揉めて他の兄弟弟子と出奔してきた経緯があり、今でもどうも木馬亭のあたりは歩くのがはばかられる感じで、あんまり近寄らないようになってしまったのです

あれから15年経っているわけですが、久方ぶりに木馬亭のあたりを歩いてみたら、たくさんの海外の方がお着物を着て歩いてらしたり、あちらこちらがちょいちょい整備されて当時よりきれいになってたり、見覚えのなかったスカイツリーが立ってたり(笑)、懐かしいような、そうでもないような、なんだか少しこそばゆい気持ちになったのでした

遠巻きに木馬亭の幟を眺めた時、ああ、やっぱりあの時、浅草を出てくることができて私はよかったんだなと思うことができました、ずっと我慢して居続けることもできただろうけど、我慢しなくてよかったのだと、小屋の前を歩き過ぎながらそんなことを思いました

当時、揉めた師匠の上にいた大師匠から直々に教えてもらったいくつかのことは今でも私の宝物ですし、その恩に報いる仕事はきっとこの先の場所でも為してゆくことができるだろうと、なんの根拠もないですけども、自分で無理矢理そう思っとくことにしてしまうのです、ほんとにそうかを確認しようにも、相手様はもう雲の上ですので、最期のあとに聞くしかないのです、その最期までに間に合えたならばもうそれは「無理」じゃないのです

なんにせよまだまだいろいろこれからです、新しく知らないといけない事がいっぱいあります、もちろん舞台の方だって今後ともじゃんじゃか立ちまして、おもいっきり胸を張った芸ができればと思っておりますので、これからもはりきってがんばります!ぜひともどーぞよろしくお願いいたします!😆

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